からしれんこん

クソ腐女子オタクの雑記。

アイドルマスターsideMが人生のオタクが、同じく11周年のM!LKにハマるまで

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11月始め。youtubeが嬉々として進めてきた動画は、瞬く間に世間に広がったM!LKの新曲であった。

 

私は生粋のツイッタラー15年目――そろそろ16年同じアカウントを使い続けている妖怪の類となる――のため、いまだにTwitterと呼んでいるし、iphoneでアイコンをわざわざ青い鳥にしながらTwitterを使っている。そのため、この曲が勧められた理由は明白だった。

塩﨑さんがTwitterでバズったタイミングでこの曲出るの、狙ってないだろうにM!LKの気運の高さを感じるよな

— 痩せろ麦茶飲む子 (@hSsyk_516) 2025年11月1日

2025年秋の間、おすすめTLで塩﨑太智さんを見ない日はなかったのである。

まったくハマるつもりがなかったため、すごく偉そうなツイートで非常に申し訳ない。

 

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塩﨑太智さんは「好きすぎて滅!」のサムネイル左から二番目の男性で、メンバーカラーは「アクロバティックサファイアブルー」である。

上記リール動画をはじめ、アイドル衣装でない時は9割方黒いTシャツを着ており、なんと12月の更新動画でも半袖であった。その身軽な服装から「初期装備ニキ」と称され、日本中に元気を与えている。(ツイッタラー特有の誇大表現だが、事実だと信じている。)

 

私は「好きすぎて滅!」を見る前から、塩﨑さんの底なしの明るさに元気を貰っていた。

常日頃男女論争と不幸マウントしか流れてこないおすすめTLのオアシスだった彼にはツイッタラーとして恩義があったため、普通に再生した。そして、普通に曲が良すぎて聞き擦るのであった。

 

ーーー

 

かつては「AKB48のメンバーは誰が好き?」とか言っていた中学生も、三十路近くになるとアイドルの区別がつかない大人になっていた。

7人以上は苦しい。つい最近、2年くらいの時を経て、ようやく友人の好きなアイドルグループ「WEST.」のメンバーの顔と名前が一致した前科がある。

いつも流星の存在を失念してしまうのを友人は寛大な目で見続けてくれたが、別の友人に対しては一生深澤さんと向井さんが混同したまま「SnowMan」の話に付き合い続けており、救いようがなかった。

 

「好きすぎて滅!」MVより引用

そんな自分に、M!LKは奇跡のような存在であった。

ちょうど流行った曲がメンバーカラーを身にまとっているうえ、なんとMV中に自己紹介が流れてくれるのだ。

5人て、あまりにも覚えやすいな・・・

こんな婆さんみたいな理由だけではないのは後述するが、すぐにメンバーの顔と名前が一致したのが自分にとってはかなり大きかった。全員イケメンなのだが、顔立ちの系統がまるで違うのも、見分けがつきやすく有り難かった。

1曲ハマったわけで、自分の記憶する意欲が違う、というのは当然あるのだが、覚えやすさが親しみの一歩目だったことは間違いない。

 

そうして自分はM!LKというアイドルグループの存在を認知し、メンバーの名前を覚え、youtubeチャンネルを見始めた。

 

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そして出会うのだ。山中ダービーに。

私は己がキモ・オタクのくせにド派手に面食いで、手相に姉妹ともども「面食い線」が入っていると言われたことがある終いの人間である。

こんな手に線まで刻まれている人間が、山中柔太朗さんの顔に惚れないわけがない。当然最初に惹かれたのは山中さんだったので、困惑した。

こんなに顔がいい男が、何をしている……?

アイドルがドライブやいろいろな企画に挑戦するのは見たことがあるが、同一人物が複数の人物を演じ、かつ本人の裁量でどうとでもできる内容でダービーを開催しているところは見たことがなかった。

 

ちょっと様子のおかしいイケメンが好きじゃないオタクなんて、この世に存在しないわけ。

(ハイパークソデカ主語)

あっという間にyoutubeチャンネルを登録してしまった。これが11月半ばのことだった。

 

しかし、FCに入ろうなどとは、この時は微塵も思ってなかった。ゆるゆると楽しい動画を見ながら、ちょっと外側から応援しようと思っていたのだ。

なぜならアイドルは怖い。眩しいので。(キモ・オタク並感)

本気で好きになってしまい肩入れすると、理想が高くなってしまう。いつまでもまばゆく、美しく、仲良く、面白く、あたたかくあってほしい。勝手に煌めきに期待し、勝手に失望するのが目に見えている。

 

絶対に深入りしない。絶対にだ。

そう思いながら、せっかくだし滅とイイじゃん以外の曲も聞いてみることにした。

↑これで深入りしないと思っていたってマジ? と100人中99人くらい思ってることは想像に難くないのだが、私はこの時点では本気で深入りするつもりはなかった。トトロはいる。信じてください。

 

M!Ⅹ

M!Ⅹ

  • M!LK
  • J-Pop
  • ¥2241

そしてサブスクから一番新しいアルバムをダウンロードし、上から曲を聞いてみた。

エビバディグッジョブ、めっちゃ元気出るな……Baffalo Shuffle、めっちゃかっこいいな……

と、一通り楽しんでいた、その時。

Kiss Plan

Kiss Plan

  • M!LK
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

待って。

くsssssssっそ好きな曲来た。

 

隕石が降ったかのような衝撃だった。めっちゃくちゃにおしゃれで艶やかで、全員の声が甘やかなのに切なさも含まれている。

なんだこの曲は。あまりにも良い。なぜ「イイじゃん」よりバズっていないんだ。

通勤時間に慌てて曲名を確認する。なるほど、「Kiss Plan」っていうのか……

youtu.be

MVはあるのだろうかと、思わずyoutubeで検索をかけた。

かけたら、最後だったのだ。

この人たちのこと、好き!!!!!!

ハイパー火力でアイドルのかっこいいところを浴びてしまい、消し炭になり、今までの強い意志がすべて狂った。

多分漫画だったら目がハートになっていただろうと思う。それぐらい、アイドルという存在に対し、今までにない衝撃を受けてしまった。

ってかまずさあ、赤い衣装なのが、いいよね。赤って200sexyあんねんってアンミカも言ってたし。

 

 

 

遡れば山中ダービーの時点で手遅れだったような気がするが、こうして私は、M!LKというアイドルに出会い、生まれて初めて、アイドルのファンになってしまった。

たとえ期待が崩れる日があったとしても、今は一旦、「Kiss Plan」に受けた衝撃に騙されるしかないと思ってしまったのだ。

そしたらもう、オタク側の負けなのである。

 

ーーー

 

そうしてM!LKにドハマりしてしまった私は、あることを思う。

M!LKなら多分、カカオに愛を囁いてくれる。

これだけだと本当に怪文書なので、ここからはタイトル回収として、私の人生の一部、アイドルマスターsideMの話をする。

 

アイドル - SideM | 【公式】アイドルマスター ポータル(アイマス)

アイドルマスターsideMは、アイドルマスターシリーズの唯一の男性版コンテンツである。49人の「理由あって」アイドルになったキャラクターたちが在籍しており、16ユニットに分かれ活動をしている。

消費者(とここでは書く)は「プロデューサー」として、彼らアイドルのプロデュース活動をする立場を与えられる。

まあ、具体的にプロデュース活動って何? と言えばソーシャルゲームに大量の金をつぎ込んで遊びましょう!  が主たるものだったのだが、ぬいと写真を撮ったり動画を作ったり絵を描いたり、ファンメイドを通しコンテンツを応援するのは、どの界隈でも似たようなものだろう。

 

さて、話を戻す。

アイドルマスターsideMでは、かつてバレンタイン等季節や周年イベントの節目で、特別イベントを開催していた。

ソーシャルゲームにはよくある話だと思う。バレンタイン限定のキャラが高レアで実装され、人は狂ったようにガチャを回すそれである。

sideMでは、イベント期間中に特別シナリオをこなすと限定ボイスを聞くことができた。その2020年のイベントタイトルが、オタクたちの間で「カカオ」と呼ばれ擦られ続けている。

公式アカウントが呟いている通り、アイドルたちが植物に友愛の言葉を囁き育むことで、美味しいチョコとなるためのカカオが育ち収穫できた。この「カカオに囁く言葉」が、イベント限定ボイスだったのだ。

普通、消費者の我々に囁く言葉を限定で配布するべきだろう。しかしsideMは、プロデューサーという立場へ甘い言葉を告げるのは解釈違いのオタクたちのために、カカオに囁く体でボイスを配布してくれたのだ。

本当に、6年越しに思い返しても狂っている。

ちなみに流石に狂っていることを自覚したのか、2021年は「恋人役のお仕事が来た」体で限定ボイスを配布していた。本当になんだったんだ、カカオって。

 

しかし私は、この「変さ」というか、真剣に考えた結果、どうしようもなく方向を間違えたイベントがたまにお出しされるsideMのことが、心底好きだった。

否。8年に渡り、心底大好きなのだ。

私はこの、本気でアイドルコンテンツをやっている人たちからお出しされる「狙っていない変な味」について、sideMM!LKに、どうしようもないシンパシーを感じてしまったというわけだ。

なんだかハマるのは必然だったような、そんな気さえしてきた。

 

youtu.be

youtu.be

やっぱりM!LKの皆さん、カカオに愛、囁いてくれるよね? くれると思うんですけど……(古参の方に怒られたら、素直に謝ります……)

 

ーーー

 

実は、アイドルマスターsideMには、もうソーシャルゲームはない。

上記に紹介したカカオイベントを行っていたモバゲー(webブラウザゲーム)・アプリゲーム(いわゆる音ゲー)が存在していたが、2023年を持って全てを畳んでいる。

先に、2023年のお正月を持ってweb版が終了した。アプリゲーム版に期待を馳せたのも束の間、その3ヶ月後に、アプリゲーム終了のお知らせも来てしまう。

 

総合プロデューサーの方が、「総合的判断によりサービス終了します」と放送で告げた日のことを、未だに思い出す。

そのタイミングでのセルラン(いわゆるアプリの売上)は別に悪くはなかった。他のアイドルマスターのゲームよりも売上があった魚拓を持ち出す人もいた。

文字通り阿鼻叫喚の中、私は絶望していた。

途中、アイドルコンテンツのくせに全く新曲が出ず3rdライブと4thライブで同じユニット曲を披露していたり、コロナ禍で記念すべき5thライブのドーム公演が中止になったり、不安や悔しさを抱いたことは数知れずあった。

けれどまさか、消費者としてプロデューサーという擬似体験に没入できる、ソーシャルゲームそのものが終わるだなんて。そもそもアイドルマスターというジャンルはアーケードゲームが始まりだ。主たる在り方として、当時はあり得ない話だったのだ。

いよいよかと。

いっそ、閉じてくれないか。──このまま綺麗な思い出として、人生の走馬灯の中で思い出すコンテンツとして、終わってくれないかなと。2023年の4月、私は確かにそう思っていた。

 

けれど、アイドルマスターsideMは、決して諦めなかった。

諦めないでくれた、人たちがいた。

明日を信じて。sideMを、もっともっと先へ進めるコンテンツにするんだと、頑張ってくれた人がいた。

 

ならば私も、見届けるしかない。なかった。

ゲームとしては、もう存在しないけれど。プロデューサーという消費者立ち位置が、保たれるのかわからないけれど。

このコンテンツのことが大好きで、人生だから。

 

youtu.be

sideMはwebサイトでストーリーを配布するコンテンツとなり、遊園地や地方自治体などの現実とリンクするお仕事に形を変えた。

なんかグッズ出過ぎて、ソーシャルゲーム時代より金かかってねえか?

そうして、アイドルマスターというジャンルにおいて衝撃的だった「ソーシャルゲームの終了」という事象を経ても、コンテンツは3年近く続いている。

続いてくれたのである。

 

もちろん、ゲームがなくなってしまったことは今でも悲しい。当然である。

それでも。──彼らの「理由」の、「夢」の続きを見られたことは、やっぱり嬉しかった。

あの時終わってくれと願った自分も、今は、続けてくれてありがとうと。見届けるためにここまで来てよかったなと。

心から、そう思っている。

 

 

youtu.be

M!LKの皆さんの紅白出場が決まった動画を見た時、得体の知れないときめきと感動があったのは、自分も紆余曲折あったコンテンツを応援していたからだったのかもしれない。

 

私は有象無象の「好き過ぎて滅!」きっかけの新参者のため、これまでのM!LKの皆さんと、応援してきたファンの方々の苦労は、かけらもわからない。わかろうとしても、難しいだろうと思う。

けれど、ひとつの夢が叶ったことを噛み締めるM!LKの皆さんは、続けてきてよかったと心から思っていたのではないかと。新参者でも、そんな風に見えた。

そして、塩﨑さんが「ここまで来れたのは応援してくれたファンの皆さんのおかげだ」と、喜びの次に発してくれる。

そんな、優しさと直向きさに溢れた人たちを応援してきたファンの方々が、夢の続きへ思いを馳せないわけがないと思う。

 

諦めなかったから、今、出逢ってくれた人がいる。

諦めないでくれたから、今、出逢えた。

 

 

 

奇しくも、2025年をもってお互い11周年を迎えたコンテンツが、この先も未来だけを信じて、たくさんの人を315に幸せにしながら80億分の1の奇跡を紡ぎ続けることを楽しみにしている。

その、どちらにも立ち会える自分の未来は、きっと明るい。そう、確信している。

 

今、この瞬間。M!LKというアイドルに出会えたことに、最大の感謝を。

大好きな担当アイドルへ。これからも、315のステージを奏でよう。よろしくね。

PRIDE STAR

PRIDE STAR

  • 315 ALLSTARS
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

『sayonara bathroom』に救われた、10代だったわたし

 

 

大好きなフレデリックの新しいアルバム、CITRUS CURIO CITY」が11/20に発売された。

 

ktmagjni.hatenablog.com

推し活に疲れ果て仕事もうまくいかずメンタルが死んでいた頃彼らに出会い、「人生ってこんなに楽しかったのか」と思い出させてもらって早二年。私の生活には常にフレデリックの音楽が側にあり、幾度となく元気付けられてきた。

なんなら転職するきっかけにもなった。

フレデリズムジャーニーzepp名古屋公演でyona yona danceを聴いたあの日は、生涯忘れることはないだろう。

 

いつかのライブのMCで、健司さんが「最低な一日だったとしたって、俺らの音楽を選んだからには最高の一日にするよ」と言った時。私は本当に、この人たちに、この人たちの「音楽」に出逢えたことが人生いちばんの僥倖だったと思った。

あらゆるエンターテイナーがこの気持ちで、このスタンスでいることだろうと思うが、ライブハウスの照明に照らされた健司さんが余りに眩しくて余りに力強くて、この人たちが信じている「音楽」のパワーを心から感じたのだった。

 

そんな彼らの、新しいアルバム。

私だけじゃなくたくさんの人を幸せにする音楽を奏でる彼らにも、葛藤があり悩んだ日々もあり、それでも前に進むことをやめない。甘くもあり苦くもある人生という街を彩り続ける彼らの、今いちばんホットな音楽たち。

 

sayonara bathroom

sayonara bathroom

  • provided courtesy of iTunes

 

その中に、『sayonara bathroom』という曲がある。

フレデリック sayonara bathroom 歌詞 - 歌ネット

 

これに救われたのは、今の私ではなく、10年前のわたし。

私の心で泣き続けていた、10代のわたし。

これは曲の宣伝もかねた、自分の埋葬の話。

 

---

 

私はそこそこ裕福な家庭の、三姉弟の長女である。

母は専業主婦。父の稼ぎからあらゆる自治体の支援の対象外になるレベルだが、ものすごい富豪ではない程度。関東で生まれ、関東に家があり、教育にかける金を惜しまず、サンタさんがゲームキューブをくれて塾にも通える。そんな家。

「不幸だったな」と少しでも口にしたら、昨今のSNSで袋叩きになるような家。

 

けど、子供の目の前で母のことを平気で殴ったり詰ったりするような、そんな父だった。

「誰のせいで生活できてると思ってるんだ」とか、平気で言うような人だった。

 

父親が「もうお前らのことなんか知らない」と、荷物をまとめて家を出てったことがある。

その時わたしは、この後どん底の貧乏になるかもしれないのに、「もう父のご機嫌を取らなくていいんだ」「母がこれ以上殴られたり怒られたりしなくて済むんだ」と、ひどく安心したのを覚えている。

多分、小学五年生くらいの話。

結局父は一日で戻ってきて、家をひっくり返して暴れて、いつものように母を詰り、子供のわたしたちに「おまえらもちゃんとしろ」とかわけのわからないことを言っていた。ちゃんとするってなんだって今でも思っている。

 

別に、全部父が悪いとも思ってない。

でも、父が別の人だったらもっと楽しい家族だったのかなとは、何度も思った。

父がこの家の経済を支えているのに、父のおかげでわたしは生きているのに。そんなことを思ってしまう自分を嫌いになりながら、それでも、リビングから母親の啜り泣く声が聞こえるのに助けられない自分を呪いながら眠りにつく夜もあった。

 

そんなどうにもならない自分の逃げ場が、お風呂場だった。

 

泡になって消えていった火照ったこの感情は

雨となって風となって光ってみてた

 

お風呂場はいい。いくら泣いてもシャワーの音が全部消してくれるし、涙で濡れた顔も上書きできる。目が赤くなっても浴槽に浸かって時間を使えば気づかれない程度にはなる。顔は湯気で紅潮するから特に不思議がられないし、どんな地獄みたいな日でもそこには1人だ。

たった1人だけ。――泣いても笑っても悩んでも、何しても、1人だ。

 

今となっちゃあ忘れちった 淡い日々の合掌も

色となって糧となって祈ってみせた

 

一人暮らしをはじめて、家族と離れた今もお風呂場で泣くクセが抜けない。

それぐらい、私の負の感情はお風呂場と共に生きてきた。

私の人生のあらゆる悲しみも、苦しみも。痛みも憎しみも何もかも、お風呂場に置いてある。

 

騙したって騙したって騙したって癒えないな

誰が言ったか つまんねーことばっか言うよな

優しさって優しさって優しさってなんだろな

堪んねーよな ただ傍観ぶって言ってさ

 

擦ったって取れないような、騙したって癒えないような、到底落ちきれないような感情とずっとそこで生きてきた。

そんなあの日の私に、フレデリックが言ったのだ。

 

さよならバスルームで

正しさなんてもんを押し付けてくんなよ

グッバイグッバイ

さよならバスルームで

落ちない葛藤をさ こちとら背負ってんだ

グッバイグッバイ

 

何度も考えた。父親の言う「ちゃんとする」ってなんだろう。父親の言う「まともな人」ってなんだろう。

平気で家内に手を上げて、家の空気が悪くなることも気にせず自分の気分の上下で振る舞う人が「正しい」んだったら、そんなもん必要ないじゃんか。

 

正しさなんてさ 誰が決めたんだろうな

 

擦ったって擦ったって擦ったって取れないな

もう終わったか 最終便に乗ってさ

 

あの日泣いたわたしが、そこにいる。

『sayonara bathroom』を最初に聴いた時、鮮明に思い出せた。鏡に映る、一通り泣いた後の、目が赤い幼いわたし。あんまりその顔が好きではないわたし。

でも、負けてらんねーのだ。

家を出て、ようやく始まった私の人生。とびきりに幸せにならないと。落ちない葛藤を背負って、わたしを抱きしめて、幸せにならないと。

他のどんな誰かが眩しく綺麗に見えたとしたって、私は私のままに、幸せにならないと。

 

さよならバスルームで

悲しさなんてもんに負けてらんねーよな

グッバイグッバイ

 

幸せになるんだよ。

そう言われてる気がして、聞き終わった後に大泣きした。

 

お風呂場にしか逃げ場のなかったわたしも、最終便に乗る時が来たのだ。あのバスルームにさよならして、明日を知る時が来たのだ。

それでも生きてきてよかった。

彼らが、フレデリックが、他でもない「あなた」──「わたし」に、音楽を届けてくれるまで生きていてよかった。

音楽を聴いて、喜びで泣く日がある。それが幸福でなくて、なんと言うのだろう。

 

さよならバスルームで

それでも生きてんだよ 明日を知ってんだよ

グッバイグッバイ

 

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CITRUS CURIO CITY』には、『Happiness』という曲も収録されている。


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自分の幸せは自分で掴み取れという曲だ。対してMVは保育士を演じていてちょっとどころでなく可愛いのである。

CITRUS CURIO CITY』というアルバムは、「自分」をとても大切にする曲が多い。誰がどうとか、社会がこうとかじゃなくて、「自分」がどうありたいのか。

「自分」の心って、一体どこにあるのか。

『オドループ』から、『オンリーワンダー』から、ずっと走り続けている彼らだからこそ。常に自分たちの心に従って音楽を鳴らし続ける彼らだからこそ生まれたアルバムは、人生讃歌として足りえるし、いつかのあなたも今のあなたも拾ってくれると、自信を持って言える。

 

康司さんが実際、どんなシチュエーションを思い浮かべながらこれらの詞を書いたのかはわからない。私は神様ではないから、康司さんの綴られた歌詞とフレデリックの完成した音楽を聴きはするけれど、その全部を掌握できるわけはない。

結局は、私が勝手に聴いて勝手に過去と重ねて、勝手に救われただけだ。

 

それでも、彼らが届けたい音楽ってそういうことなんだって信じている。

信じているから思いっきり共感しちゃうし、思いっきり泣くことができる。

彼らが信じている「音楽」のパワーを、たくさん受け取って生きている。

過去をひっくるめながら、この曲と共に目覚める未来を夢見ている。

それが誰かにとってはクサくて、誰かにとっては馬鹿馬鹿しいことでも、私にとってとても大切なことだ。

それだけでいいのだ。

いつもフレデリックは、そう言ってくれる。二年前も、今も変わらず。改めてそう思ったのだった。

 

10代だったわたしに、過去に戻ってひとつ聞かせる曲を選ぶなら、これにしよう。

そんな、人生のテーマが増えるアルバムに出会えたことを、誇りに思う。

そらるという「歌い手」と、オタクのわたしと10年という時間

 

わたしが初めて「歌ってみた」という文化に触れたのは、2011年の秋の頃だった。

当時ボカロ曲というのは、今ほどメジャーではなかった。給食の時間に放送委員が音楽を流すコーナーなんかで紹介された日には、クラスカースト上位勢の男子生徒が「なんだこの曲?!気持ち悪!」みたいなことを騒ぐ感じのジャンルだった。

なんかまあ、とりあえずクラスの端のキモい奴が聞くやつだからそう叫んでおけ、みたいな。今となってはくだらない話だが、そうやって、何かを攻撃することで自分の価値を確立することしかできなかった幼い自分たちが、何かにつけて一旦否定するにちょうどいい草花みたいな立ち位置だった。

今や10年このコンテンツを貪っているオタクも、中学時代は「この機械音の何が良いんだろうな」と、表だって言うことはなかったがそう思っていた。高校へ進学し、久しぶりに祖父母の家へ伺い、従兄弟がPSP版のDIVAを持っていなければずっとそう思っていたかもしれない。

 

わたしは太鼓の達人が大好きだった。見たことのないリズムゲームにたちまち興味を示し、祖父母の家にいる間中DIVAに没頭した。

その中で、ひと際好きになった曲があった。

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ワールドイズマインだ。

【世界で一番お姫様~】という印象的な歌詞残るメロディー

祖父母の家を離れ、DIVAがなくなった。その後も私はずっとこの曲のことを考え続け、ついに検索した。

『世界で一番お姫様 ボカロ』

と、ありがちな単語で検索をかければその動画はすぐに出てきた。

そして関連動画に、これまたものすごく再生されている動画を見つけた。

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「歌ってみた」。

youtubeでよく見るあの、カラオケ動画のことだろうか。ただのカラオケがどうしてこんなに伸びているのだろう、と、気になって再生した。ヘタだったらすぐブラウザバックしようと思った。

 

気づいたら、4分終わっていた。

 

最初のワンフレーズで衝撃を受けた。ニコニコ動画にはこんなに歌が上手いひとがいっぱいいるのかとびっくりした。

もっと聞きたい。わたしはうささんの動画で知っている曲はないかとマイリストを漁った。

そして、DIVAで知った曲を中心に、歌ってみた動画を漁るようになった。

 

  ■

 

そうしてひと月ほど経ったとき、わたしは運命の出逢いを果たした。

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そらる、と名乗るその男の歌声に、わたしはびっくりするほど心惹かれた。

かっこよくもあり、艶やかでもあり、無機質を感じさせるのになぜか温かみもある。耳にするりと入って、柔く残っていく。男声、と偏に銘打っていいのかわからない、不思議な声のひとだと思った。

──ああ。このひとの歌声、めっちゃくちゃに好きだ

それから、片っ端から動画を聞いた。珍しく、知らない曲も聞いた。どれほど動画を再生しようとも、その声について上手く言葉にすることはできなかった。

好きだと思う気持ちは、増した。

 

思えば音楽というものは常にテレビなどで親しんできて、流れる曲や歌詞に共感することは多々あれど、歌声に注力することは少なかった。

「歌ってみた」という、同じ曲をたくさんの人が歌う文化に触れて、初めてわたしは「声」という才に触れたのだと思う。歌うひとによって、曲というものはまったく違う印象を受けるのだ。

その中でとびっきり印象深く刺さったのが、そらるさんだった。

文章にすればそれだけのことだが、高校生のわたしにとってもう、その出会いはまるで物語にでもなりそうな勢いで。天と地がひっくり返って、革命が起きたような気分だった。

皆が好きなミュージシャンにJ-POPアーティストやアイドルを挙げる中、わたしの好きなミュージシャンは「そらる」になった。

 

いやもう、誰? 

誰? なのだ。友達に言っても。

 

ニコニコ動画ってサイトに歌動画を出してて……」

「え、素人ってこと? 素人のライブに行くの?」

「………行きまあす………………………」

 

言い方は悪いが、当時の歌い手という存在は「人の作ったボカロ曲を歌ってるだけの素人」であった(いや、今もそうなのだけど)。上ではあえてミュージシャンと書いたが、そう銘打つのはおこがましいような。そんな感覚があった。

あまりいい気を持っていなかった人もいっぱいいた。まあ人のお株で再生とってると言われたらそれまでだから、反論しようがなかったが。

おまけに素人の歌を素人が聞いてるわけだから、言いたい放題やりたい放題だ。「ミックスが上手いだけ」という文言を彼の動画で山ほど見た。矢印コメントで反論などはしたことないが、内心一揆でも起こしたろうかと思うほど腹が立ち傷ついていた。

だってうまいとか下手とかそういう話じゃないんだもん、感情って。そうだと思わないか?! ……振り返れば「わ、若い~~~~~><」でカタつく死ぬほど恥ずかしい記憶だが、好きな人を無下にされるってやっぱ嫌。未だに覚えているくらいに。

ダンガンロンパ……絶望性:ヒーロー治療薬………ウッ、古傷が…………

更に、一歩インターネットを出たら誰にも伝わらない存在になる。わたしが天変地異レベルで衝撃を受けた存在の小ささを思い知るわけだ。

 

もうなんだか、どこにも味方なんかいないんじゃないかと。

 

素人の歌を聞いて素人が感動して、勝手に喜び勝手に怒り勝手に傷つく。とんでもなく滑稽な絵面だと思う。

そこまで、憑りつかれるように誰かの歌を好きになったのは、初めてだった。

わたしにとって、は──どうしようもなく心揺るがす歌声を持つひと、で、在り続けた。

 

 

そうして彼の歌を聞き続けて、10年が経った。

わたしは社会人になり、彼はインターネットを代表する歌い手になった。

なんと昨日国立代々木体育館でライブをした

アイドルマスターsideMと同規模の会場?!?! 嘘ォ?!?! デカすぎではァ?!?! 

それはそれとしてライブは最高でした。夜明けと蛍は天才だっただろ。ユラユラも大好きだから毎年ありがとう。

 

アルバムもいっぱい出た。ボカロPが書き下ろしてくれたオリジナル曲もいっぱい出た。そらるで検索かけたらカラオケに出てきて、『キミノメヲ』のJOYSOUND導入で大喜びで歌いに行ったのが目じゃない。

 

もう、人の曲を歌うだけの男じゃなくなってしまった。ポケモンを始め、映画やアニメの主題歌もいくつか歌った。

ポケモン……えっ、あのポケモン?!玉出るて。そんな大きな仕事を歌い手なんぞがやって大丈夫なんか……とリプライを見れば、お祝いだらけだった。

10年前じゃ、とても考えられない光景だった。

 

インターネットの普及によって、時代は変わった。インターネット発の音楽や歌手がめきめきと頭角を表して、メディアが注目するコンテンツになった。

関ジャニ∞が取りあげるなんて10年前誰が思ってたよ。好きな歌い手と村上信五が対談する絵面ひっくり返るがな……

 

彼の立ち位置も変わった。より沢山の人に愛され、聞かれる歌声になった。インターネットをきっかけとした歌手の、最先端を行くような人になった。

わたしが好きになった時点でかなり再生数を持っていたひとだったが、正直、何がきっかけでここまで爆発したのか10年追っていてもよくわからない。気づいたら滅茶苦茶ファンが増えていた。ほんとにそうなのだ。

なんかスカイツリーでコラボカフェとかやってたし。歌い手のコラボカフェって何?

 

大きくなり過ぎて、寂しいとかはないが困惑することはある。これはわたしが孤軍奮闘の域で応援していた(気分に勝手になっていた)存在だったものなのか? 壮大な夢なのでは?! 

親子でライブ行く人とか見かけた日には、家族で触れるコンテンツなのこの男?! マジで?! とか未だに思う。老人オタク特有のインターネットコンテンツを両親に話す気になれないアレになる。

そもそもあの頃彼を推してた人に子供が生まれてる場合もあるなんてそんな

 

一方、わたしは何も変わらない。毎日インターネットの海を彷徨い、ニコニコ動画で好みの素人の歌声を漁るだけの冴えないオタクだ。

今まで、色んな「歌い手」の動画を巡った。100再生~100万再生まで、この10年ずっと、歌ってみたというジャンルに全身を浸からせて生きてきた。そして、これからも新しい歌声を求めて、好きな曲のタグ検索をかける日々は続くだろう。

 

けれど──きっと、彼ほど惹かれる「歌」に、わたしは出会えないのだと思う。

彼の動画がアップロードされて、その歌声に触れるたびに、そう思う。

 

「素人が趣味で歌っている」という事実は、「責任などひとつもない」ことの裏返しだ。

彼以外にも好きな「歌い手」はいっぱいいたが、10年以上活動を続けてくれた人などほんの一握り。Twitterで生存確認できる、過去の動画が見返せるなら全然マシで、動画がすべて消失するとかウン年何も音沙汰がないとかザラに起こる。

 

「歌ってみた」という気軽なコンテンツは、好きが簡単に生まれ、失われていく。

 

その中で、ずーっとずーっと、飽きることなく歌い続けてくれた。

そんな、当たり前のようで難しいことだけで、ありがとうって思う。だって、わたしにとってこの歌声の代わりはいないから。

いなくなられたら、哀しいから。

 

 

歌声が好きだから、ゲームをやっているところや雑談しているところにはあまり興味がない。これは昔から思っていることで、だから、以前から寝ずにゲーム配信などやってはいたけれど滅多に見なかった。今も見ていない。

でも、好きなことを好きなようにやることが、歌へのモチベーションにも繋がっているなら何よりと思う。そういう部分も含めて好きな子と、一緒に楽しんでほしいと思う。

 

わたしはわたしなりに、「歌い手」としてのを、ずっと好きでいる。

アルバムが出たら買って、ライブがあったら行く。歌声に触れ続ける。

 

触れ続けたい。

 

彼が歌うのが好きで、ずーっとずーっと歌ってくれるなら。わたしはそれを、聞き続けるだけの数多の一だ。

どうかこれからも彼が、そんな一の塊に愛されまくって、インターネットで歌うことを楽しいと思える日々でありますように。

そう、願い続けている。



陰ターネット虚無オタク、フレデリックを好きになる

 

4月中旬。4年半応援していた推しを降りた。

降りた理由は色々あったが、いちばんは、「本人が楽しそうなのがいちばんだで自分を庇いきれなくなったから」が、大きかった。

「やりたいようにやってくれたらいい」って言葉はすごく便利だ。好きになった面影を失いそうになっても、その一言でさも受け入れるフリをすることができる。私の意思なんぞ推しには必要ない。そう言い聞かせることができる。

もう、いつからその一言が本心だったか逃げだったかを思い出すことはできない。ただ、とっくの昔に「楽しい」よりも「ここまで見てきた事実と意地」が勝っていたということに、はたと気づいてしまった。

 

夢から覚めたら早いタイプのオタクなので、持ってた株式を売るようなノリでグッズの整理を始めた。正直書いてる今まだ3割も終わってない。4年半ってすごいね。

 

しばらくはゲームの実況プレイ動画でも見ながらのんびり過ごそう。もう気が狂いそうなほどの時間と金を注ぎ込んで躍起になって、意地と好意の判別さえつかなくなる行為を「推し活」と呼ぶのはやめよう。そう思った。

しかし4年半も生活の中心にしていたものが突然なくなると、人は生き方を見失う。週末のたびにあった現場がなくなり、友達はインターネットにしかおらずかつ時世でそう簡単には会えない。

 

暇だ・・・・・空虚だ・・・

 

と思っていた折、youtube何を基準にしてるんだかわからない本当にクソみたいなUIが一つの動画を勧めてきた。

www.youtube.com

フレデリックというバンドのライブ動画だった。

あー、知ってる曲だ。と思った。ニコニコ動画と骨を共に埋めようと決意の固い陰ターネット老人としては、音MADで馴染みの深い曲であった。

まぁ4分ぐらいだし知ってる曲聞くぐらいのノリでな……と、軽い気持ちで再生した。

 

は? 恋。

 

一瞬の感情。先の悟りを全て自分でぶちのめしてしまうほどの、最悪で最高の出会い方だった。

 

===

 

あらすじ。たまたま再生した動画で恋(と便宜上呼ぶ)した男がバンドのギターだった。

当然バンドなんかハマったこともない。推しの現場がなければ、薄暗い部屋でソシャゲに爆裂に課金しながら惰眠を貪るか自CP*1のピクチャーとノベルを探してるだけだったオタクにとって、これは対局のような存在だった。

夏フェスってあれやろ? ビール片手に陽キャが踊る場所やろ? あれに出てる人たち……という、もう、陰の陰が思いっきり偏見で語ってしまうような世界の住人なわけ。え? ハマるハードルたっっっっっか………絶対行きたくない、フェス………同類のオタクしかいない現場でさえ人多くて疲れてたのに………

でも、ギターの人がギターを弾いてるところ、生で見たい。すっごい見たい。絶対かっこいいんだろう。

 

いきなりフェスはオタクにはしんどいから、芸人みたいに単独ツアーとかやってたりしないかな〜。オタクは根暗だが同時に馬鹿みたいに単純なので、ひとまずバンド名で検索をかけた。

 

えっ、単独ライブある。6月に。

なんかまだチケット買える。ほんと?

 

 

正気じゃなくなっていたので、すぐ買った。

この時まだ「オドループ」しか曲を知らなかった。友達に総出で「気狂ったんか?」と言われた。狂ってる? それ褒め言葉ね……(老人のテンプレート)

直感が働いた時にこそ行動するべきなんですよ、オタクは。それが信条であったことを、不意に思い出した。

虚無に苛まれていても、フットワークの軽さは失ってなかったことがちょっと、いやかなり嬉しかった。自分が忘れかけていたときめきが戻った感じがした。

 

え!ライブ、死ぬほど楽しみ!!

ようやく赤頭隆児さん」という名前を覚えた私は、とりあえずサブスクでフレデリックと検索をかけたら出てくる曲を片っ端から落とした。

 

そしてたまたまGW中だったため、ライブ映像の大放出キャンペーンと重なった。これは見なくちゃな。手始めに『FREDERHYTHM ARENA 2018〜KOKYOのTOGENKYO〜』を見た。

 

1曲目が終わった時に、誇張なく泣いていた。

 

なんで泣いたかは、今も正直よくわかんない。ただ、すげぇ、すげぇ楽しそうだって思った。4人ともこれから絶対いいライブにすんぞって、そういう顔してるのに、キラキラしてるのに、そこで流れ出した曲に一抹の寂しさを感じた。

遊びに来たばかりのテーマパークの、入り口をそっと振り返るときみたいな。帰るときの景色をちょっと思ってしまうような。そんな感覚だった。

最高の日を確信する瞬間。オドループを越えて、その曲にベタ惚れした。

 

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映像を見終わった後でちゃんと聞き込んだのだが、『TOGENKYO』という曲だった。

誰だって僕だって君だって後悔を飲み干して
悲しくたってそんな顔みせずに笑って過ごしてんだ
もう朝だって昼だって夜だって常時向き合ってはいたい
天国だって地獄だって楽園は君にあったんだ

自CPについて語るときの私みたいな歌詞だ…………

友達に聞いてくれって歌詞見せたら、「日頃のお前かよ」って真顔で言われた。クッソ笑った。そりゃハマるんだわ。

 

一概に「エモい」と言ってしまうのも申し訳ない気がするが、フレデリックの曲は、ガチガチに心臓を掴むメロディに対してちょっと湿度のある歌詞だなと思う。そこが、すごく好きだ。

例えば新曲の『ジャンキー』

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ゴリゴリに跳ねるイントロ。口ずさみたくなるサビ。

着飾った愛も答えがあってそれはそれでジャンキー
偏った愛に染まってく品行方正も飽き飽きです

私が特に好きな歌詞はこの辺。

「偏った愛に染まっていく品行方正」って言葉、めちゃくちゃいいですよね。人間の悪い人間らしさみたいなものがすごく詰まってる感じがして、たまらん……と思う。字を書く人間として、康司さんの言葉の紡ぎ方マジで染みる。

 

このキャッチーさと絶妙に意味深な語彙、ボカロ曲嗜みまくってた人はハマりそうだなと勝手に思っている。「歌い手」*2に青春を捧げて生きてきた芋に優しいバンド。有難い。

気づけば、すっかり楽曲の虜になっていた。

スキライズム

スキライズム

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夜にロックを聴いてしまったら

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マッッジでどことっても自CPのことしか歌わないもんだから、康司さんに自CPの小説書いてほしくなってきたよな………

クソ腐女子の妄言でご迷惑かけないでください。

 

GW中に、もう一つライブ映像を見た。

ボーカルの健司さんが、アンコール中にこんな感じのことを言っていた。

 

俺らのこと知らなくてもいい、曲がわかんなくたっていい。

とにかく全員、音楽を好きだと思って帰ってくれ!

 

目から鱗だった。

お前たちのことが好きな人間しか来ないに決まっているだろう場所で、こんなに優しくて熱いこと言うんだって思った。

正直、ちょっとだけうざったいなと思う。うざったいのだけど、今の私にはたまらなく効いた。

 

「好き」って感情って、これぐらい軽やかでまっさらで、賑やかなものだったんだよなって。

またこの日も、少しだけ泣いた。

 

今まで「好き」を、「推し」を名乗るのに、途方もない力を注がないといけないと思って生きてきた。

誰に強要したいわけでもない。ただ、「好き」と言うなら本気の態度を示さなければ。推しは慈善事業じゃない、気を抜くとすぐに死んでしまうから。

 

「好き」「呪い」だと、どこかの誰かが言っていた。

私にはずっと、「好き」が、とてつもなく重たい枷だった。

 

もちろん、それでもずっと楽しかった。それは嘘じゃない。炎のように「好き」を燃やして生きるのが私自身への肯定で、エネルギーだった。

ただ、たまには薪をくべなくてもいっか!と言える日が来ないから、年中無休で燃やしていた。己を、感情を、灰になるまで。

炎は一瞬で消えた。灰まみれの暖炉は、酷くボロく見えた。

それが、たまらなく寂しかった。鬱になるぐらい。

 

健司さんの「好きになってくれ」って言葉には、焦りも濁りもまるでなかった。

磨かれたビー玉を見せびらかしてくるみたいだった。1個あげるって、フランクに。笑って言ってくるみたいだった。

私はそのビー玉を貰った。握った。冷たくってきらきらしていて、たまらなく嬉しかった。

それだけでいいんだと、思った。

大切にできたらもちろんいいけれど、きっと失くしても、健司さんは──フレデリックは、ライブを見るたびにビー玉をくれるのだ。きらっきらの、宝物にしたくなるようなそれを。

気軽に貰いに来いって、言ってくれる気がするのだ。

 

べつに、前の推しだって他のジャンルのみんなだって、フレデリックに関わらずそういうスタンスであると思う。私がそれに気づけなかっただけ。気づかせてくれたのがフレデリックで、健司さんだった。それだけの話だ。

でも、私にとってその言葉はきっと忘れることのできない魔法になって、私は前よりずっとずっと気楽に──フレデリックのことが、フレデリックの音楽が、「好きだ」と言える。

言ってもいいんだ。

本来「好き」とは、言うたびに、幸せな気持ちになれる単語なのだった。

 

===

 

来る6/29。

 

行ってきた。FREDERHYTHM ARENA 2022~ミュージックジャンキー~。

 

演出がすごかった~(Wanderlustのバック映像見た? もはやソアリンだったよな)とか。

念願のオドループのギターソロが見れた~(センターステージでやってくれたのマジで最高すぎなかった?)とか。

書こうと思えば書けることは一杯あるのだけど、そんなものはきっとプロのライブレポートがいっぱい書いてくれるだろう。

 

楽しかった。

もう、すっごい、すっごい楽しかった。

それだけでいいじゃん。な。

 

だってさ~~~オタクだからさ~~~?!

「今が一番かっこいいバンドでいたいから、一番かっこいいと思っている曲を最後にやります」

なんて言い放って最後に『ジャンキー』が流れ始めちゃったら、もう、わけわかんないぐらいかっこいいと思っちゃうよな~~~~?!  主人公?!?!?!? 漫画?!?!?!

そういうの大好きさになってしまった。地でクサいセリフ吐くな。マジで。

 

あと、一曲目が『名悪役』だったの本当~~に痺れた。アルバムで最後の曲を最初に?! っていうのも思ったんだけど、歌詞がすっと響いてきて。

思い出にされるぐらいなら、思い出を超えるくらいにさ

絶え間ない今を歌うから 二度とあなたを忘れない

ああ、このライブこの瞬間も、「絶え間ない今」なんだって思った。

 

思い出を超えるぐらいの、最高の今だ。

 

===

 

音楽を好きでいてください。色んな音楽を聞いてください。

そしてフレデリックに戻って来た時、オレたちがやっぱ最高だって思わせるためにオレたちも進んでいきます

 

ミュージックジャンキーで、健司さんがこんな感じの話をしていた。

正直、赤頭さんに一目惚れしたような感覚なので、他の音楽とかの話をされてもピンとこない。バンドにも詳しいわけじゃない。

ただ、オレたちを見ててくれと言われないことが、ひどく救いだった。

 

もう、自分でも制御できないほどの情熱を注ぐことはきっとない。ソシャゲして、自CPの本を買って、好きなアニメ見て好きなボカロ曲聞いて。現場の告知に恐れて欲しい服を我慢もしないし美容院代とチケット代を天秤にもかけない。それが寂しいともたまに思うけれど、でも、その寂しさの隙間は、フレデリックの曲が埋めてくれる。

そして、聞きに行きたいと思った時に遊びに行ったら、そこに最高が待ってる。

 

そんなわくわく感を持って、生きていける。生きていきたい、これからは。

そしたら、降りてしまった推しのことも、いつかまた愛せるような気がするから。

というか、最初はたぶん、そんなときめきを持って応援していたはずなんだよな。だから猶更、そう思うんだろう。

 

 

とりあえず次はツアーに遊びに行くつもり! チケット当たりますように~。

*1:自分が推しているキャラ同士の組み合わせのこと。ニュアンスは推しコンビに近い

*2:ニコニコ動画youtubeなどに既存楽曲のカバー動画をアップロードしている人のこと

ツイステッドワンダーランドの男たちをアイドルマスターsideMの楽曲で救済したい

こんにちは。しがないプロデューサー兼監督生です。

昨年末に色々あって、めでたくデュースのマブになりました。タケルPとして我ながら色味……って感じだし、友達に「趣味わかりやすwwwwww」って大笑いされたのは一生忘れません。

 

うるせー!!!わかりやすくていいだろが!!!!!!!

 

ところでメインストーリーを読んでいて思ったのですが、ツイステの男たちの「肯定される場所の少なさ」、あまりにつらくないですか? オタクは本当にしょげた。

心根が決して良い奴らではないが、それでもここまで捻じれる前に「君はとっても魅力的だ」と声をかけてくれる存在があったら、もう少しマシなルートがあっただろと思う展開が多すぎる。

そんで、そんな状況に最も適したコンテンツを私は知っているんです。

side-m.idolmaster.jp

そう、人類の救済で有名、アイドルマスターsideM

 

宗教勧誘?

 

sideMにハマって5年ほど経つのですが、マジでこのコンテンツの≪肯定力≫、高すぎる。もう、爆上がりする。

私は最初、水嶋咲のソロ曲『フェイバリットに踊らせて』を聞いた日には本当に感動した。

アタシがアタシを好きになれる

それが幸せの始まりでしょう

この二文でいかにsideMが「人生を少しだけ胸張って生きるために必要なこと」を教えてくれるかが伝わると思う。伝わってほしい。

www.youtube.com

5:42~7:35参照。

 

ツイステッドワンダーランドに必要なのはこの……「自分自身」を押さえつけなくていいし、周りに何を思われようと好きでいていいんだぞ!! と、大声出せる何かではないかと思うんですよね?! 一回、一回騙されたと思って監督生のオススメの曲聞いてくれないか? 多分ちょっと勇気もらえると思うっていうか、肩の荷が下りると思うっていうか……

 

とまあ、ここまで半分適当半分本心を言い連ねましたが、要は「ツイステのキャラクターたちにsideMの曲を布教してちょっとした元気を与えたいを建前に、好きなコンテンツと好きなコンテンツの話をしていくだけ」の記事です。

いわゆるクロスオーバー? なのかな……オタクのオタク語りに付き合ってくれる人は、読んでくれたら嬉しいと思う。

※全て個人的主観に基づく内容になってます! あまり真に受けないでね!

※息を吸うようにツイステ最新章までのメインストーリーネタバレがあるよ!

 

ーーー

 

■ハーツラビュル寮に教えたいsideM楽曲

愛を感じる瞬間 幸せ感じる瞬間

こんなに待っていたって 今すぐ教えてあげる!

──Pavé Étoiles/Café Parade

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ハーツラビュルはカフェパレードなんですよ……(初手ガンギマリ)

リドルをセンターにシンメ+シンメかと思いきや5人ともセンターの資質があるの、本当にカフェパレード。最高。スケアリー・ドレスを初めて見た日は「Reversed Masqueradeじゃん!!!!!!!」って大声出した。マジで。

ああ~~プロミ2019の猫柳キリオのムーブをリドルにやってほしい~~~!!そして4人が指揮に合わせてターンしてほしい~~~!!(大暴れするオタク)

www.youtube.com

0:00~1:55参照。

 

カフェパレードは、元カフェ店員アイドル。他の4人は、店長の神谷幸広(1つ目サムネイル・左から2人目)に拾われるような形でお店で働き始めます。

東雲荘一郎(同・右から2人目)は、和菓子屋の息子なのにあんこが大の苦手で実家と色々あったり。水嶋咲(同・右端)は、可愛い物が好きなのに父親から男らしくあれと抑圧を受けていたり。各々一筋縄ではいかない事情を抱えているのですが、神谷は何を口出しするわけでもない。ただ、自分の店の従業員として優しく迎えてくれる。

ともすれば「ダメかもしれない」人間たちの「ダメじゃない側面」を見てくれたのが、ダメじゃない側面を「大事にしていい」と教えてくれたのが、カフェパレードという存在なんですね。

 

カフェパレードにはそういう、「ありのままの自分を好きでいよう」「幸せはいつだってあなたの隣にいることを、わたしたちが教えにいくよ」というスタンスがあって。

ハーツラビュルの面々って、どことなく、ありのままの自分をあまり愛せていないひとたちの集まりな感じがするじゃないですか。「こうでなきゃいけない」「こうならなきゃいけない」「今の自分は良くないものだから」という、焦りや憂鬱を感じることが多い。

だから、ちいさな幸せに気づきにくそうでもう……神谷のソロ曲『A CUP OF HAPPINESS』を借りるなら、あなたはありのままでいいんだ。ありのまま「が」いいんだ…………と、言いたくなっちゃう。なった。

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3:41~5:28参照。神谷のソロは悩み多き人間たちによく効く。

 

それはそれとしてデュース・スペードくん絶対神速一魂のファンですよね。絶対。

カラオケで『威風堂々と』歌っててほしすぎる。一生幻覚見てる。

 

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1:35~3:31参照。いや、好きそう~~~!!!!(大声)(大はしゃぎ)

 

 

■サバナクロー寮に教えたいsideM楽曲

諦めないで どんなプロローグもきっと意味があるよ

綴っていこう、僕らの物語は夢へと近づいてる ほらまた一歩

──With...STORY/F-LAGS

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1:59~3:47参照。

サバナクロー、肉体派ではあるものの2章はあまりにも『With...STORY』じゃないですか……………って話、一生してるんだけどまだし足りない。

 

F-LAGSは、秋月涼(サムネイル真ん中)に残りのふたりが呼応する形で結成されたユニットです。

は元々女装して性別を偽り、女の子アイドルとして活動をしていました。けれど今まで嘘をついていたことを謝罪し、男の子のアイドルとして活動を改めることを会見で発表します。

“──僕は本当の僕になって活動したい”

その会見を見ていたのが、残りのふたりこと九十九一希(サムネイル左)兜大吾(サムネイル右)

ふたりはそれぞれ小説家だった父のゴーストライターをしていたり、ヤ……の息子だったり、言うなれば、あまり「自分」を主張できない場にあったのですね。それを、の真っ直ぐな意思が掬ってくれたのです。

「誰かの下敷き」ではなく、「自分」でいていいのだと。そう、が教えてくれたわけです。

 

が素性を明かした時の世間の反応、考えるだけで怖い。

そして、ちょっと毛色が違うけど、レオナさん「自分に期待されない怖さ」の中で苦しい思いをしてきたんだろうなあ……と、思うんですよね。

でも同時に、レオナさんジャックの「憧れ」で、ラギーの「希望」にもなれた。もちろん苦しかった日々はなくならないしこれからも大変なんだけど、レオナさんが苦悩の中でNRCの馬車に乗って、留年したことまでも、全部意味があったと思うんですよ。だってそうでなきゃ、二人に出会ってないから。

サバナクローの今までとこれからの歩みが若干F-LAGSに重なるよな~……という。そういう話でした。この先の3人、希望の旗をめいいっぱい振ってくれたらいいよな~~……マジで………

 

あと、ラギー「laugh with me」というスタンスは大吾と通ずるものがあるなぁ……なんて思う。大吾のソロ曲『HANAMARU LIFE』も、「思いっきり笑おう!」って隣に並んでくれるので。

レオナさんに必要なのはやっぱ、隣で笑ってくれる誰かなんですよ…………

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7:09~参照。

 

それはそれとして、マジフト大会に入場曲があるならサバナクロー絶対『proof of oneself』で入場してほしい。クラップしながら入場迎えたすぎる。実行委員の皆さん!! ご一考お願いします!!

敗北なんて文字はmy dictionary載ってないよなぁ?! 315臆%ブチ上がる。

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2:28~3:41参照。マジで最強の楽曲。勝利。

 

 

■オクタヴィネル寮に教えたいsideM楽曲

キミハ デキル ナンダッテデキル!

キミハ ナレル ナンニダッテナレル!

──From Teacher To Future! /S.E.M

 

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サムネイル左から山下次郎舞田類硲道夫

 

オクタヴィネルというか主にアズールへの私信なんですが、3章読んだとき「アズールに必要なのは契約書ではなく硲道夫だろ…………………………………」と割と本気で思った。同士いないのか? 嘘やろ?

アズールがまだタコの人魚で虐げられていた時に「それでも君にはたしかに長所がある」と熱心に向き合い褒めてくれる硲道夫がいたら、今頃アズールはどう考えてもNRCにはいないだろ。そして道夫を恩師として尊敬していただろ?! そういうルートないのか?!(早口のオタクの妄想)

でもそのルート、ジェイドとフロイドにも出会わなさそう。それは却下だな。

 

3章最後に監督生がアズールの「努力」を認めてくれるじゃないですか。もうあのシーン、すごく好きで。頑張る全ての若者を<元教師>という視点から思いっきり背中押してくれるS.E.Mなら、きっとアズールの勇気になると思うんですよね~~!!!!

それに、S.E.M「学びの楽しさ」を常に歌ってくれるので。特定のものに探究心のあるジェイドにも、はたまた気分屋のフロイドにも、「自分なりのペースで、自分が楽しく学び遊べるものを見つけていこう」と説いてくれるから良いよな〜って思います。

 

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これは生の全てを肯定してくれる最強の遊ぼうの歌。

 

次郎のお金にちょびっと貪欲なところとか、のあらゆるEnjoyを肯定してくれるところとか、S.E.Mオクタヴィネルとめちゃくちゃ相性いいと思うんだな………

 

 

■スカラビア寮に教えたいsideM楽曲

夢に大小なんてない 心惹かれたのなら

立ち向かってみるべきだ なんて言われようとも

──Hungry? /THE 虎牙道

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サムネイル左から牙崎漣大河タケル円城寺道流

 

カリムもジャミルも強くてよわい存在だと思うので、闘う全ての人間に捧げる応援歌を贈りたい。

 

THE虎牙道は元格闘家が集まったユニットです。そして、3者3様に格闘家時代に一度「壁」にぶち当たっています。

タケルはボクサーとしては結構致命傷に近い網膜剥離になったり。

道流は怪我で格闘家人生の引退を余儀なくされたり。

は、無敗記録をポッと出の青年に突然打ち破られたり。

でも、彼らは強くあることを諦めなかった。どこまでも貪欲に、どこまでも己のために高みを目指して闘う。そこに、複雑な事情なんかなくていい。

ただ真っ直ぐに、上を見る人間を肯定する。その清々しい生き様が、私は大好き。

 

個人的にスカラビアの関係性って、一概にどっちが悪いんだとかどっちが正しいんだと言い切れなくって。4章内ではカリムが慮らな過ぎでは……という描かれ方だった(と、私はとった)んですけど、言うてもカリムは「上の人間」としては(実務部分は別にしても)本当に信頼のおける動き方していたと思うし、どうしろって言うんだ……と思ったりもして……でも、ジャミルの気持ちはめっっっちゃわかるし。つらい。

だからこそ、全てを取っ払って闘え!! って感じの曲のがふたりには沁みるんじゃないかな~~~沁みてくれ~~~………と、思うなどしました。

漣、絶対「家柄なんかくだらねー」って言ってくれるよな。

 

これから少しずつでも、ふたりが「主従」から「強敵」になったらいいなぁと、心から思ってます。そんで、ふたりともあらゆるしがらみなんか全部ぶっ壊して、自分に貪欲でいてほしい。そんな祈りの曲です。Time has come。

 

ちなみに、のソロ曲『RULE~牙ヲ穿テヨ~』は文字通り最強で大天才になれる。出勤前に聞くとブチ上がれる。

 

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3:31~5:24参照。ジャミルもこのマインドで日々が過ごせたらいいな。

 

 

■ポムフィオーレ寮に教えたいsideM楽曲

どこまでも どこまでも

人生ってお祭りを楽しもう!

──笑顔の祭りにゃ、福来る/彩・神速一魂・THE 虎牙道

 

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泣いた・・・・・・・・(4th1日目フラッシュバック限界オタクP)

 

ヴィル先輩の努力に裏打ちされた自信がめちゃくちゃ美しくて、同時にそれが報われない瞬間が本当につらい。

5章、マジでもう狂うかと思った。6章前半読んだ今でも、ルクハン?!  ルクハン……………………ルクハンナンデ……………ナンデ…………………………………ルクハン………………ウッ………………って一生言ってる。

でも、ヴィル先輩はじめポムフィオーレの3人には下手な慰めはいらないだろうし、結局自分の願いのために進むのをやめない人たちだと思うので……もしも「結果」がついてこないことがあっても、つらい時があっても、それさえも楽しんで笑っていこう! と言ってくれるこの曲を推したいなと思います。

力込めエイヤッサ、傷だってヨイヤッサ。これまでの頑張りはもちろん、これからの頑張りも認めるし、どんどん行こうぜと盛り上げたい。笑いながら泣いちゃう曲なんだよなぁこいつは…………

 

サムネイル下3人はというユニットで、元々芸事の道を歩んでいた3人で結成されたユニットです。

中でも右のブロンド髪の華村翔真さんは元歌舞伎役者なのですが、役者時代、家柄のジレンマに苦しんでいました。主役になりたいのに、そのために役者として最大限努力しているのに、いつも主役は御曹司の方で。自分の演技を磨けども磨けども阻むものがあった。

“──まばゆい光のステージの真ん中に立ちたい”

そしてアイドルというステージに場を移すことを決めるんですよ。燻ることなく、輝きに向かって挑戦を続ける翔真さんの「美しさ」は、ヴィル先輩と通ずるとこがあるなあ、なんて思います。

翔真さんの生き様がよく表れているのがソロ曲ぴんとこな~蝶よ花よ~』

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1:47~3:42参照。親和性高め。

 

「自分の武器を磨き続け、それで数多の人々を魅了していく」というスタンスというか強みというかは、まんまポムフィオーレ3人の生き様の後押しじゃないかな?! と………思ってますね…………

 

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これは余談に近いかつ3人に推したい最高すぎるの新曲。魂からのワガママを通してみせよう。

 

それはそれとして、もしVDCにsideMの曲使ってもらえるなら絶対『いつかのトライアングル』見たいんですよね……………なんとかなりませんか?(?)

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3:41~参照。ポムフィオーレ失恋曲絶対似合うよね。

 

■イグニハイド寮に教えたいsideM楽曲

ココロ呼吸するように 夢を求めていいんだよ

例えば僕たちは 未来を君と見たい

──Compass Gripper!!!/FRAME・F-LAGS・もふもふえん 

 

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5:14~参照。

 

6章見ながら「ココロ呼吸するように夢を求めていいんだよーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」って大声出ました。辛すぎるよイデア・シュラウド。助けてくれ。

だからってファントムを解放してはいけないのはそうなんだけど…………だって…………それにしたって………なんでサ…………イデアくんがそんな…………業をば…………

 

正直イグニハイドに関して理解が及んでない部分も大きいんですけど、全てを諦めなくていいところを………探してえよオタクは…………という感情で爆発しそう。

イデアのどこまでが諦念からくる虚勢で、どこまでが本心なのかとは思うんですけど。君にだって未来はあって、それを見に行って………いいってことよ…………そしてCompass Gripper!!!』は可能性を無限大にし全てを守ってくれる最強の曲なので……なんとか………なんとか少しでも夢を与えられないか? マジで……このCDをイデアのジャージのポケットにねじ込みたい…………(気狂いのムーブ)(大迷惑)

 

ここからは教えたい曲っていうかもはや今の私が6章のふたりに対し抱いてる感情の話になるんですが、もうな、『ミュージアムジカ』なんだよ。

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5:27~参照。

キミは太陽あらため名を呼ぶ人 パッと晴れてくれなきゃたまんないよ

感受性のハプニング "ズキ"より"スキ"にしてみませんかぁ

聞くたびこの辺でオルト……………;;;;;;;;;;;;;;なる。

感受性のハプニングが過ぎる展開だろって話は置いておくとして。

笑ってほしいしハイになってほしいし、キャラ変だって意外とそういうのステキなんだよイデア。オルトはそう思ってるはずなんだよ。だからもう…………とにかく…………幸せになれ……………………着の身着のままでバカになれ…………………(大の字)

 

イデアからしたらsideMみたいなコンテンツも私のような監督生もうざったくて仕方ないんだろうな……と思いつつ、ほんとに、イデアみたいな人間にほどすぐにsideMを食わせようとしてしまう。好きの押し売りがしつこくてごめん。オタクなもんで……

 

 

■ディアソムニア寮に教えたいsideM楽曲

複雑な夢も 遠慮などいらない

僕ら走り切る ストーリー

──Not Alone/C.FIRST

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1:05~2:31参照。

 

正直監督生ごときが偉大なるツノ太郎先輩を救うなんておこがましいっすねぇ………という気持ちではあるんですが………人間より遥か遥か長い時を過ごす中で、我々の想像もつかないぐらい沢山の物を失っているのかなあ……なんて。

そこに現れた監督生という異質な存在は、ツノ太郎に何を与えられるんだろうなあ。わかんないけどあげられるものはあげたいし、少なくとも元の世界に帰るまでは「僕がついてるよ」と、偉そうながらも言ってあげたいような。そんな気持ちに至ることがあります。

7章、どんな感じになるんだろうなぁ……正直マレウスのオーバブロットとか絶対相手したくないですが………さすがにないかな………

 

C.FIRSTは<元生徒会長>の3人で結成されたユニットです。

"上に立つ者"だった名残りか、他のユニットが「一緒に行こう」というテイストであるなら「僕らに心を預けて」といった雰囲気の曲になっています。

それは監督生からマレウスに宛てる曲にもなるけれど、セベクやシルバーからマレウスに宛てる曲にも成りえるんじゃ ないかな~と 思ったり………いやなんか、あっさい解像度で喋ってる自覚があるので怒られたら謝罪します………

先の試聴動画の1曲目(0:00~1:05)『We're the one』という曲なのですが、こんな歌詞があって。

Ah もし叶うなら 屈託の無いあなたの笑顔が見たい

賭けて欲しい

これ、セベクシルバーがかねてより思ってることだったらいいなぁって気持ちになりませんか? 私はなりました(自己完結)(日記)

最新章で心配が過ぎて10分おきに見回り行くセベク本当に好き。愛だな。

 

それはそれとして、ハロウィンイベントのディアソムニアの衣装好きすぎるしあれで千客万来ニーハオサァカス!』やってほしすぎる。

youtu.be

0:00~1:30参照。リリア先輩絶対ノリノリでやってくれるでしょ。見たい。桃源郷見せてあげるって言われたいもんな(キモオタ)

 

ーーー

 

なんか……………マジで好きに喋りすぎたな?!?!?!なんだこの記事?!?!

そんなこと読んだ人全員思ってますよ。

ツイステに関してはまだまだ新参なので粗い解釈も多いかなと思うんですが、クロスオーバーの類大好きなのでついつい日頃から妄想してしまうので、その一部でも吐き出せて個人的には大満足です。

色んなオタクのこういう話山ほど聞きたいから、みんなどんどん書いてほしいな……読みたい…………知らないジャンルでも……

 

ツイステ、本当に最近まで「運営がやばいジャンルっしょ………」みたいな敬遠があったんですが、蓋開けたら思ってたよりずっと面白くって。いやまあ、ゲームシステム改善してほしいとこは山ほどあるけど……

やっぱ穿った見方で遠ざけるのはよくねえなと思い直しました。何事もチャレンジってsideMは教えてくれるのに、人は愚行を犯す。

気になってるけど……と思ってる人は今からでもインストールしてほしいです。悶々とする部分がないわけじゃないけど、個人的には最近の展開には結構ドキドキしています。

twisted-wonderland.aniplex.co.jp

 

でも恒常SSRは早く揃えてほしい!!!!!!!布教しづらい!!!!!!!!!!(素直)

 

今後ともプロデューサー兼監督生としてどっちのコンテンツも最大限楽しんでいきたいと思います。ここまでお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。

星に願いを復刻待ってます。

 

サイスタVD2022でTOP10称号を貰った話

f:id:ykjkkk_p:20220215013629p:plain 

担当の順位称号だ~~~!!!!!!ヤッタ~~~!!!!!!

 

(焼け野原のアイテム欄)(消えたリアルマニー)(消滅した星)(まだ曲イベ来てないってマジ?)(チョコ怪盗漣恒常で良かった)

 

とまあハチャメチャに死にそうな顔になってますが、本当に楽しかった! 楽しかったです! まずはそれを言いたい!

そんで、以後もし同じような形式のイベがあった時に誰かの参考になればいいなと思ったのと、期間中にあった様々な意見に「走りたかった側」からしか語れないこともあるんじゃないかなって思ったので記事を書くことにしました。

 

ーーー

 

■VD2022初日、決断

10位以内なんて無理くない?! というのが正直な感想でした。

モバではプラトロはおろかマラソン以外で金トロ取ったことないし、UPCも極めたことないし。その時その時でもちろんベストは尽くしてるけど、上10人っていつでも異次元なイメージあるじゃないですか。

でも、またとあるかわからないサイスタでのランキングイベントだし、やる前から諦めるのも違うかなと思って。

あとは、心の中にずっと「自分なりに彼に胸張れる何かを渡したい」という気持ちがあったのですよね。

その「何か」って、Pの数だけ答えがあっていいと思うんです。正解なんかないです。なんなら、応えようと思わなくてもいいと思ってます。

私は、全力投球した末に勝ちとったを、いつか彼への答えにしたかった。そんで、最初から10個しか用意されてない物を手に入れられたら、その時はきっと、今より少しだけ彼に見合う人になれるかなって。そんな気がしました。これが走り出すきっかけの一番でかいとこですね。

これは全部個人的な感情の話。たかがゲームのランキングなのに馬鹿馬鹿しいよね!?私もそう思う!笑 でも、馬鹿で結構!

ゲームだもん、自分が自分の楽しみ方を肯定しないとね。

 

蛇足ですが、あえて悪い表現をすると、走り続ける彼に「妥協」で得る称号はあげたくなかった。だから多分、担当P内で団結の色が出たとしても、私は何のしがらみもなくチョコをあげ続けたと思います。

まあ、心配せずとも虎牙道のランキングはどこも各々チョコぶち込み続けてたんですけどね………戦闘民族に安心さえ覚える………^^

 

■開始時のスペックと使い切った資材

PLv:58(当然カンストした)

100ゼリー:45個+96個+51個(限定セール+VDパック分)

30ゼリー:22個+200個(お得パック分)

10ゼリー:114個

無償ジェム:開始時は8200個とかで、3600個上のお得パックに使った。無償で買えるの最高。

PLvの報酬とかもあったからか買った後増えてて、割り始める前には7400個くらいになってた。

 

5倍アンコールスター:75個(すべて限定セール+VDパック分)

3倍アンコールスター:20個

2倍アンコールスター:15個

お仕事でどんぐらい回収したかは忘れた。体力999でぶん回して、体感3倍が2~3個2倍が8〜13個落ちるかなって感じでした。

一回昼寝してる間3時間ぐらい回し続けちゃって、ゼリーめっちゃ犠牲になったけど30個くらいと70個くらい拾いました。即使いました。

 

使った金額:31960円

内訳は福袋パック10000×1、8400個×2、760個×2。ゼリーとアンコールスターのお得パックしこたま買い込んで、17000個ぐらいは素で割った。

 

上記+デイリーとかで貰ったジェムやゼリーを文字通り全部使って、これで大体4万9000個程度のチョコが集まりました。

年末タケルで天井()したのでジェムは回復しきってなかったし、担当がストーリーもイベも来ずでモチベ保てずだったので、アンコールスターの貯蓄が全然なかった。最後に回収した報酬がETERNITYのみのりなので察してください。

その分お金でなんとかしたけど、普段からコツコツやってる人は私と同じ個数稼ぐのにもう少し課金額抑えられると思います。金がないのに金でなんとかしようとする。モバでもそう。コツコツやろう。

まあアイドルによっては全く生き残れる個数じゃなかったので、使うお金は担当のボーダーと自分と要相談です。本当に………

 

■走り方

アンコールスターがあるならアンコールスターを割ってひたすらライブ!!!!

アンコールスターがなくなったらちまちまお仕事回してアンコールスター回収しながらライブ!!!!!

以上です。

 

えっ投げやり?!

いや全然、この通りだと思います。マジでアンコールスターゲー……………普段から仕事で回収しておくに限るな…………って気持ち。

ただ、砕くジェムに余裕がなくなってからは時間許す限りずっと1倍でライブしてました。お仕事はアンコールスターが確定で落ちるわけではないので、博打するぐらいなら手持ちで一番ポイントが稼げる方法に切り替えようって感じです。

とはいえ仕事や予定があって触れない時などには、軽くスタミナ振ってみたり……そうなるともう、祈禱ですよね。アンコールスター落ちろ!!!!!(大声)みたいな……馬鹿の遠吠えかよ……

ちなみにライブのスコアで報酬が大きく変動することはありませんでした。ミッションのジェム貰うために育ってないメンバーでオート回したけど、BでもSでも似たようなもんだった。

 

稼働スケジュールとしてはこんな感じ。

2/8(火):スマアゲやって、19時~24時頃までひたすらサイスタ

2/9(水):休み。1日中サイスタ

2/10(木):予定があり外出。合間に仕事回しつつ、21:00~24:00頃サイスタ

2/11(金・祝):休み。1日中サイスタ。

2/12(土):仕事。昼休憩と18時~25時頃までひたすらサイスタ

2/13(日):休み。1日中サイスタ。

2/14(月):仕事。昼休憩と18時~ラストまでサイスタ。

理由あってちょっとスケジュールに余裕ある人間だったのデカかったですね……この形式で3日フル稼働はマジでデカい……

冗談抜きでスマホ触れない時間以外はずっっっっっっっっとサイスタに奪われるような、そんな感じでした。

モバもエムステもちょっとぐらい触らなくても死ぬことはないじゃないですか。だから、この………寝ても覚めても一つのゲームに縛られてる感覚久しぶりだな…………と思うなどした。デレステで「Pallete」走った時ぐらいかな、こんなにもひとつのソシャゲ画面ばっか見てたの………

あ、でもちゃんと6時間は寝てました。寝食風呂は忘れない。人間はやめません。

 

オート回してる間はSwitchでyoutube見て、たまにPCでTwitterやるみたいな日々でした。天峰でもやらんと思う3台体制。

最近ジャック・オ・蘭たんさんっていう実況者にハマってるので、ずっとその人の動画見てました。マジで助かった……集中力切れた頃にupされるアルセウスが癒しだった……

youtube.com

隙ありゃ宣伝キモオタク。

蘭たん……サイスタキャラ見るだけ動画、やらん……?(これ以上話逸らすな)

 

■チョコをあげるタイミング

今回一番皆さんを悩ませたと思うこれ。

私は10ずつクリックする仕様なのがわかった瞬間に一気にあげるの絶対怠いなと思ったので、100〜200とかで定期的にあげてました。息抜きにもなるし、何より、あげた後のセリフとか表情が馬鹿みたいに可愛いので癒しでさ……

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このニッて感じの顔!!!!!!最高に良くないですか!!!!!!!! 

ただ、他の人もそうとは限らないから、やっぱりギリギリまで怖かったですね。1分前で油断できないイベントなんか初めてだった。心臓に悪いね。

でも、タケルPは走ると決めた人はみんな最初から全力投球だったのか、終わりで急に10位圏内乱入してくる人は1,2人いるかいなかったかでしたね。1位の人が最後の最後で更に数伸ばしてて、ウヒョ〜!!かっこいい〜!! って思いながら見てた。 

 

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期間中散々な言われようでしたけど、私は「ランキング形式」のイベント、結構好きなんですよね。

でもそれは、同推しを蹴落としたいとかマウントを取りたいとかそういう気持ちよりは、学校のマラソン大会とかに近いと思っていて。

ボーダーっていう目安のタイムがまずあって、それと別に自分の目標タイムがある。目標タイムに向かって時に失速しつつ時に並走する友達にエールを送りつつ、抜きつつ抜かれつつ、ゴールする。目標タイム上回れたら嬉しいし、届かなかった時だって、自分に悔いがなければそれでよし! みたいな。今回に当てはめると、目標タイムは「10位以内」で、目安のタイムが「10位」ですね。

あとは、いつものサイスタの形式みたいに自分ひとり誰にも見られてないとサボっちゃうんですけど、火つけてくれる誰かが側にいるから燃えるって言うんですかね……一緒にやってやろうぜ~!! って気分になれるんですよね。戦闘狂?

あと、○○位やったー!と見せびらかすのは、推しCP描いたー!!に近くて。別に褒められなくていいし描いたたどり着いた時点で満足しつつも、頑張った!イェーイ!って言いたいような。頑張ったねおつかれ!って言われたらニコニコしちゃうような、そんな感じなんです。

 

で。

ヨッシャ自己ベスト目指すぞ〜!! オラオラ〜!! と嬉々とスタート地点に着いてクラウチングするって時に、急に足掴まれて、

「タイムなんか求めたって何の意味もない。みんなで仲良くゴールテープを切る方が絶対幸せになれるよ!ね?」

って言われるとさ。

もう、「はぁ?????」って感じじゃないですか。

ひろ○きじゃないけど、「それってあなたの感想ですよね?」なんですよね。走りたい人間からすると。

 

私は上を目指すことを「大変だけど楽しい」と本気で思っているのに、どうしてそれが「幸せじゃないこと」とされなきゃいけないの? って。

期間中ずっと、そんなことを思ってました。

 

もちろん、寝ないことが美徳アピールとか、走れない人を否定するとか、俺は○○位だが……と他を煽るとか、そういうのは良くないことです。

でも、それってランキング形式だから生まれるんでしょうか? そのが「煽る人」で「嫌なアピールする人」で「自分以外のやり方を否定する人」なだけじゃないですか?

たしかにランキングが見えるとそういう人が見つかりやすくなるのかな、と思いはするんですけど。でも、それを「ランキング形式のせい」にされるのは、こういう形式が好きな人間としては少し、いただけないのです。

 

ただ、そういう人たちを見て疲れてしまう気持ちはすっごいわかる。もうね、すっっっごいわかります。走る人だって十人十色の意見があるし、私のようなタイプだけじゃないのでね。

個人的に、サイスタは「そういうことに疲れた人」に寄り添うソシャゲを目指すのかなと思ってた。ユーザーが増えるならみんな楽しいならそれでいいと思ってたけど、やっぱりちょっと、物足りない気持ちはあって。

だから今回、私のような人間もこのゲームが楽しめるもの、用意したよ! ってサイスタ側から提示してくれたのが、すっごくすっごく嬉しかったです。ありがとう。

けど、同時に私みたいな人たち「だけ」のゲームじゃなかったのもすごくいいなって思ってて。100,500,1000,5000,8000個と、ハードルが沢山あったじゃないですか。自分の楽しみ方に合った場所を選べるんですよ。

足遅くても、マラソン嫌いでも、「じゃあでもここは目指そうかな」も「何も目指さないよ」もやっていい。ランキング報酬にカードとか関わってくると嫌でも走らないとって思わされちゃう人いると思うんですけど、それがなかった。

なかったからこそ、私のような「担当のためという大義名分でひた走りたいオタク」にピッタリの形式だったと、個人的には思ってます。

まぁ、さすがに後出しできるシステムは改善されてほしいし、10人は狭すぎるよって走った身としても思う……それはお手紙出そうと思う……

 

今回、停戦が成功してみんな平等に順位を取れたとこもありました。

それはそれで、ランキング形式に新しい楽しみ方を見出した皆様のことはすごいなと思っています。

正直どこのアイドルも成功しないだろって思ってた(素直)性善説信用してないので……

己を信じる人間は強いけど、他人を信じられる人間も強いなって。ひしと感じた。

 

ただ、「それこそが正義のよう」になるのは、それが「本当の優しさ」みたいになるのは、私は違うと思っています。

 

だから、もしも今回のイベントの模様を見て「どうしてもこの雰囲気を受け止められない私は悪いのかな」とか、「やっぱり走りたくて走っちゃったけど良くなかったかな」とか、そういうこと思ってる人がいたら、そんなことないよ!!! と、声を大にして言いたいと思います。

「雰囲気壊したくないから忖度しちゃって後悔があるな」と思ってる人がいたら、次は担当違っても一緒にめちゃくちゃかっ飛ばそうな!って言いたいと思います。

 

まあ、こんな一端のオタクが言ってもって話だけども。

でも、自分が満足いくまで駆け抜けることも、順位を求めることも、決して悪じゃなくて。

それを使って誰かを傷つけようとすることが、悪なんじゃないかなって。私はそう思います。思いました!

正直、その視点から個人的には、最初から揃えるつもりないなら停戦に乗ったフリして止まってたり、泳がせとくみたいなのはちょっと、スポーツマンシップに反するよね〜なんてのは思うのですけどね。

後から一気にぶち込むのがその人のほんとのプレイスタイルかもしれないし、気が変わったのかもしれないし。判断難しいから、これはほんとに、余計な話。

 

ただ、誰も幸せにならないって意見には、「いいえ! 私は今やれるだけやって称号掴んですっごい満足で幸せですよ!」って反論したいかなって。自分がモヤモヤしないためにも、書き残しておきたいと思います。

 

■おまけ

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トップ10にフォロワーが2人いて、何の奇跡か連番ゴールしました。

一緒に頑張ろう!と期間中声をかけあってて、でも別に互いの走り方に干渉はしなくて。切磋琢磨した結果この形に収まったのも、足並みを揃える形とは別の達成感があるなあ、なんて思いました。へへ。

連番者で名前遊びすんの夢だったんだよね~!!!!嬉し~~!!!

 

もちろん疲れたし胃も痛かったし金もかかったし大変だったけど、いい思い出になりました。何度も言うけど、楽しかったよ!

これからも私は私なりに、私が楽しいと思う形で担当と進んでいきます。皆さんも、皆さんの中の担当とご自分の気持ちを大事にしてくださいね。

担当が大好きだ〜〜!

 

愛ほど歪んだ呪いはないと思っているオタク、前知識無しで映画『呪術廻戦0』を見に行くの回

 

こんばんは、しがないオタクです。好きなおにぎりの具は梅干しです。

先日youtubeでゲーム実況を見ていた時、ひとつの広告が目に入ってきました。

 

youtu.be

 

おお、今話題の呪術廻戦じゃん。となり、珍しく飛ばさず見ていたのですが、唯一知っているキャラクターだった五条悟が1:30あたりでこう口にしました。

 

これは自論だけどね――愛ほど歪んだ呪いはないよ。

 

 

なんか自CPの話してる時の私みたいなこと言っとる?!?!?!

いや攻の濁りのない真っすぐな愛情は受にとっては呪いと同義じゃないですか………えっ、五条悟も隣にいるだけで幸せで首が絞まっていくようなふたりが好きなん? 気が合うじゃん………

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ということで、気が合ったオタクとして一切原作を知らないまま観に行ってきました。

原作読んでなくても単体で楽しめるよ! とフォロワーから情報を貰ったら、そりゃ愛と呪いのフィロソフィーは感じておきたいじゃないっすか! みたいなノリだったんですけどね。まんまと爆泣きしましたね。

すっごい濃い「愛」の話だったなぁ………と一日経ってもしみじみしているので、知らないなりに感じたこと書いておこうと思います。乙骨………(大ロス)

 

  ■

 

※ここからは映画の激しいネタバレと原作に基づかない自己解釈を多分に含みます。

筆者の呪術の知識は映画見てる最中に「なつゆじゃなくてげとうだったんだ………」と言い出すレベルなので、嫌な気配を感じたらブラウザバックしてください。

 

jujutsukaisen-movie.jp

一応映画を見る前に、公式サイトの登場人物とあらすじを確認しました。 f:id:ykjkkk_p:20220117214009j:plain

五条と夏油で伏黒と虎を育てている幸せ家族生活みたいな話だと思い込んでいたため、夏油が敵側で見る前に一回ひっくり返った。pixivとTLの斜め読みで歪んだ知識を構築していた最悪オタク。

っていうかパンダと狗巻くんと真希さんは見たことあるけど乙骨くんは映画の予告出るまで見たことなかったんだよな……えっ、本編にはいないキャラ? 映画で死ぬのか……? と見る前から不穏を感じつつも、この時は五条悟の発言にワクワクしているクソ腐女児しかいなかったんですよ。愛は歪んだ呪い!キャッキャ!

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視聴後オタク、純愛の眩さに耐えきれず思わずサワムラー呼びそうになりましたね………サワッ!サワムラッ!

ちゃんとジャンプ漫画文脈だった……そうだな、友情も愛情も呪いも、自分の糧として希望に変えて前に進まないと……オイオイ五条悟………………こんな甘酸っぱい物語ご提供されると思わなかったんだよオタクはよ……………と、天を仰ぎながら映画館を後にしてしまった………

 

で、まあ、ここから真面目に感想を話すんですけど。

期待した角度とは確かに違ったけれど、「愛ほど歪んだ呪いはない」というワードを宣伝PVに組み込みたくなるの非常にわかるな……という気持ちでした。

というのもメインはもちろん乙骨と里香ちゃんなんですけど、五条と乙骨、乙骨と狗巻真希さんパンダ、五条と夏油、夏油と一派たち……と、色々な形の「愛」が出てくるなと思って。んで、そのすべてが優しくてちょっと苦いというか……この苦味が五条のいう呪いに繋がる歪みなのかなあ……みたいな。一筋縄じゃいかない幸せだらけの世界って感じでしたね。

 

印象に残っているのは美々子と菜々子⇔夏油の形ですね。「夏油さんが言えば黒も白だし白も黒だ」これ、たしかに善悪の区別がつかない子供の身に着ける思想として馬鹿みたいに危険じゃないですか。

これで夏油が最初から最後までヤバい宗教の教祖だったら高専側に全面加担できるのに、なーんか悪意があったわけじゃなさそうだって数秒の過去回想でめちゃくちゃわかっちゃうんですよね。

ああこの男、自分と同じ呪術師を慈しみたかっただけかも。って思うし、彼女たちも、自分を助けてくれた人の願いが叶ったら嬉しいに決まってる。ともすればただの家族愛だけど、いや、巻き込む規模~~~………ってなる。めちゃくちゃに歪み感じたポイント。

 

ってか、そもそも劇中で一番「歪んだ愛情」であり「呪い」を持ってたの、どう考えても夏油傑じゃなかったでしょうか?!

乙骨は里香ちゃんにだけ愛を込め呪った(し、最後夏油と戦う時もそんな感じの話をする)けど、夏油は下手すると呪術師という“存在”を愛したいあまりアレになった気がしたんですけど……五条お前、あのセリフ、夏油見て思ったことだったんじゃないのか?! 教えてくれ………

っていうか夏油、全体的に愛し方が下手くそ過ぎる………不器用なんですか? 知らんけど……一周回ってお前が愛しいな…………(誰?)

夏油がどういう過程を経て人間を庇護対象から殺害対象にしてしまったのかはあんまり映画では見えなかったけど、なんか……呪術師を守りたかっただけのような気がしてきちゃって……最後五条が「お前は未来ある呪術師を潰すことはないだろうから信じた」って言った時、「なんでこのふたりここまで捻じれたんだ?!?!?!?!」って暴れかけてしまった。

夏油の与える、呪術師への下手かつ強すぎる愛情を五条はすごく丁寧に理解して受け止めているような気がしたんですけど……実は先に手を離したのは五条だったりするのか?! 夏油の中に生じる苦悩や葛藤、羨望、そういうのを五条が受け止めるのに時間がかかり過ぎちゃったのか?! 端々に本編読めの圧を感じつつ、乙骨と里香ちゃんと並行してよくここまで繊細に二人の愛の形も描写できたな……すげえな……おかげでオタク一晩哲学しとるわ………

 

もはや夏油に比べたら乙骨の歪みとか赤ちゃんじゃん………えっむしろ歪んでる? 呪いをかけた理由が「死なないでほしかった」なの、最高に可愛くない?

いや可愛くはないか………(我に返るオタク)

里香の穏やかな死後の歩みを歪めておきながら、力の使い方がわからず自分のことも里香のことも苦しめてまったくお前はよ……でもそういう情けない男の成長からしか得られない栄養素あるじゃないですか。それいっぱい浴びました。(小学生?)

決して里香ちゃんに「消えてくれ」と言わなかったところが、自分が消えようとしたところが、乙骨は呪っても呪われても変わらず里香ちゃんを愛していたんだよな……と思って。誰も傷つけたくないのは、里香ちゃんに誰も傷つけてほしくないのも含まれていたんですよね。多分……愛は人を弱くも強くもするってことが乙骨の戦い方からひしと伝わってくるような、そんな気分でした。

高専に入って、自分以外にも呪いと向き合って自分を救おう、愛そうと奮い立つ同級生に出会えたことで、里香ちゃんとの関係を前向きに考えられるようになって本当に良かったなって気持ち。

だって里香ちゃん、絶対好きな男の子の力になりたいだけだもの。怖がられたら悲しい。好きな子には笑っててほしいし、幸せになってほしいよね。嫉妬もしちゃうけど、大事な友達を守ろうとする彼の決意に応えられたのはめちゃくちゃ嬉しかっただろうなと思います。最期の笑顔からの花澤香菜ボイスの遺言泣かない人類おる? ズルじゃん……お前そういうの、反則……なった………

消えゆく彼女の気も空も明るいとこも良かったですよね。「――純愛だ」で全オタクが消し飛びました。 

オイオイオイ自分でそれ言っちゃうん?!?! ッカァーーー!!!!!!!(劇場で爆発するオタク)

でもたしかに彼女の力を覚醒させた乙骨の中には濁りはなかったよな……純な愛だけで戦ってた……最高……

成長した乙骨………控えめに言って結婚してくれ……………って感じだったんですけど、呼吸を止めて一秒あなた真剣な目をしたから4000越える呪物吸い込むの星屑失恋ロンリネス……………なんだよな……(何言ってますか?)

 

ふたりには絶対あの世で幸せになってほしいと共に、乙骨くんは一応呪いに優秀な家系だから里香ちゃんがいなくても呪術師の素質はあるままなのかな? まだ高専にいるのかな? 最後五条に呼ばれてたのはなんなのかな? と、謎も多かったので原作を読むしかないんだろうなという気持ちです。乙骨くんが本編にどう絡んでるのかすごく気になる!! 

いい子か不器用しか出てこないので、なおのこと愛の形がはっきり歪むな~って感じです。めちゃくちゃ面白かった……濃かった………原作知らなくても楽しかった~!! 素敵な作品をありがとうございました。

 

狗巻棘すき。